私たちがなりたい姿
私たちがなりたい姿
当社は高速道路における点検・メンテナンス業務が主体であり、かつ事業エリアが東北全域であることから、現場⇔事業所⇔NEXCO管理事務所⇔本社間が離れています。業務連絡を円滑化・迅速化することおよび新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、テレワーク環境の構築を主体とした「スマートオフィス化」に向けた機器導入を推進しています。
常時テレビ会議システムの導入により、複数の拠点間における業務連絡を即時的に行うことで、移動に要する時間・コストの削減を図っていいます。
※秋田事業所における導入例
管理延長が170kmにも及ぶため、事業所・現場・横手サテライトオフィス・NEXCO秋田管理事務所の業務連絡・調整に本システムを導入しています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進による生産性向上、新型コロナウイルス感染拡大防止のために以下のような取り組みを行っています。
顔認証システム(電気錠)
車両ナンバー認識システム
電子ホワイトボード
デジタルサイネージ
テレビ会議システム
テレビ会議用ブース
本社、事業所などの4拠点を常時即時的に接続するテレビ会議システムを導入しました。
遠隔地に所在するNEXCO秋田管理事務所の施工管理との一体的な会議が可能になりました。
遠隔地とのテレワークの高度化(WEB会議、手書き文字等の迅速な共有、電子データ保存)を目的として、3拠点に電子ホワイトボードを導入しました。
遠隔地との手書き文字の共有
会議での運用
高速道路設備の点検、故障対応などは、最低でも2名体制で対応することを基本としており、若手社員を出動させる場合はベテラン社員と組ませ、現場教育を兼ねて実施しています。しかし現状は人手不足もあり、若手社員2名で現場に向かうケースも増えてきました。そのため、若手社員は知識・経験不足に不安を感じ、悩んだ末にベテラン社員に電話で問い合わせする場合があります。
一方のベテラン社員は現場からの電話では状況が把握しづらく、現場への的確な指導ができにくいことに課題がありました。そこで、現場支援と教育効果を向上させる対策として、ウェアラブルカメラを活用した遠隔サポートを実施しました。
若手社員はウェアラブルカメラを現場に携行し、アドバイスが必要な場合などは事業所などにいるベテラン社員にライブ映像を共有します。ベテラン社員はパソコンやスマートフォン・タブレットなど、手元のデバイスを用いて映像をリアルタイムに確認し現場の若手社員をサポートします。また、現場の映像は、24時間体制の施設中央制御室でも視聴可能としています。施設中央制御室では事象に合わせて、過去の記録や支援情報を提供するなど、高度な現場支援を実施しています。
故障対応が必要な障害が発生した場合、現場の若手社員にとっては状況把握や対応に悩む時間がありました。しかしウェアラブルカメラを使い、遠隔のベテラン社員に相談・指示を仰ぐと悩む時間が大幅に減少しました。その分、設備の故障などの影響を早く収束させることができ、お客様が快適に高速道路を使える環境づくりに寄与しています。
作業中の撮影映像は保存が可能なため、生きた教育ツールとして、さまざまなシーンで継続的に活用できます。写真だけでは手順やコツが伝わりにくい作業も映像なら非常にわかりやすく、若手社員の技術力向上に効果を発揮しています。今後もあらゆるツールを活用して、現場作業の効率化や若手社員の教育・支援を検討していきます。
録画映像で作業を振り返り