私たちの価値

VALUE

社員VOICE

採用に関するVOICE

新規に当社でのキャリアをスタートした人
他社での経験を活かして当社でのキャリアを歩む人

業務内容に関するVOICE

異変を見抜く人・精密検査する人
分析する人
作る人
メンテナンスする人
業務を支える人

分析する人

舘野 哲志

東北の冬道を雪と氷から護るために
日々データを調査・分析していく

舘野 哲志 TATENO SATOSHI

【所属】交通環境部 交通技術課 2006年入社
八戸工業高等専門学校 建設環境工学科卒

ふだんの一日の流れ

CHAPTER.01
東北の冬道の維持管理を支援するデータ調査

現在の担当は雪氷に関する業務で、その内容は大きく3つに分けられます。まず1つ目は「雪氷データの統計」で11月から4月までの東北各地の気温や積雪量などの気象情報や、雪氷作業、雪氷に係る費用などを収集し整理します。それらの情報は継続的に蓄積され、北の青森から南のいわきまで、地域ごとに異なる特性を考慮して維持管理されます。収集したデータは分析・グラフ化して当該年の冬期の気象傾向を記録として残します。2つ目は「雪氷作業の支援」です。当社では雪氷に係る「作業」を直接的には行いませんが、それらの作業を支援するための「システム」の技術開発を行っています。目標は、路面の状況を正確に予測し、除雪作業や凍結防止剤の散布作業を効果的かつ効率的にできるようにすることです。2022年度からはNEXCO東日本東北支社管内の全事務所を対象にシステムの使い方についての説明会も行っています。その際に現場から得た声をフィードバックし、システムのさらなる改善に繋げています。3つ目は「雪害を未然に防ぐ検討」です。豪雪エリアでの建設中路線や営業中路線などで、予め雪崩などの危険を予測し、対策施設の設置を検討しています。これらの業務を通じて、私達は雪氷に関連する情報収集・技術開発を通じて防災・減災、冬季交通の安全性確保などに貢献し、高速道路の安全と快適性を支えています。

CHAPTER.02
めざすは東北の冬の道を護る雪氷のスペシャリストへ

11月から4月にデータを集めるという雪氷業務は通常業務と違い「年度」をまたぐ特異な業務です。会社全体の区切りである年度末や年度初めの時期に業務の終わりと始まりが重なるため、これらの時期は通常よりも一層忙しさを感じます。会社の一員としてはミスなく業務を進めることは当然です。もともと私は数字やデータの分析を行うことが好きで、その中から傾向を読み取るのが得意でした。そのため、私の得意分野を活かして雪氷業務に携わることになり、そのチャンスに感謝しています。今のところ当社では雪氷担当は少数精鋭という陣容ですが、東北の冬は厳しく一人ひとりの責任は重大です。それだけに雪氷のスペシャリストとしての自覚を持ち、これからもさらに専門性を磨いていきたいと思っています。

CHAPTER.03
計画的な休暇で家族との時間を大切にできる環境

現在、仙台に単身赴任中です。そのため、家族との時間を最大限に大切にしようと努めています。当社は計画的な休暇取得をサポートする体制が整っており、職場全体がお互いに支え合う温かい雰囲気があります。ゴールデンウイークやお盆、年末年始は通常の休暇+アルファで年休を取得することで、実家の八戸へ帰るなどの余裕を持てます。我が家では子供がまだまだ小さいですから、子供の成長や特別なイベントに合わせて柔軟に仕事の調整を行い、一緒に楽しい時間を持つようにしています。また福利厚生制度を活用して鉄道博物館(埼玉県さいたま市)や沼津港深海水族館(静岡県沼津市)など、ちょっと遠出をすることも家族の思い出づくりに一役買っています。これからも、家族とのひとときを大切にしながら、仕事にも一生懸命取り組んでいきたいと思っています。家族と仕事のバランスの取れた生活を楽しんでいけるよう、心掛けていくつもりです。

東北発「帯状ガイドライト」
設計、技術開発、検証のメイン担当

礒﨑 翼 ISOZAKI TSUBASA

【所属】 施設技術部 施設技術課 2011年入社
石巻専修大学 機械工学科卒

ふだんの一日の流れ

CHAPTER.01
新開発「帯状ガイドライト」の
メイン担当者

東北自動車道などで設置している「帯状ガイドライト」のメイン担当者として設計及び技術開発、効果検証を担当しています。「帯状ガイドライト」は冬季の交通安全を確保するために、夜間の激しい降雪での視程障害が発生した際も路側帯(レーンマーク)部分を明示し、運転支援をできるようにした東北発の最新設備です。道路の斜め上から光を照射する仕組みは、大学との共同研究や効果検証を重ねて開発した結果、近年やっと実用化し各所に設置され始めました。東北地方は広く地域によって降雪や視程障害の状況が異なるため、設置後も効果検証を行っています。これまでに前例のない新設備であるだけに試行錯誤しながら開発に携わりました。今後、東北から日本の雪の多い地域へ展開することも期待しています。

※「帯状ガイドライト」の製品情報はこちらに記載しています。

CHAPTER.02
チームワークという強みを生かして改善

「帯状ガイドライト」を開発していく中で、特にNEXCO東日本グループの皆さんからの要望や意見を取り入れながら改善していくことは、自分にとって大きな成長のきっかけを与えてくれたと思います。各地での環境は違いがあるので、雪との関わりも異なります。文字通り机上の設計にならずに、現場の要望を反映した設計にすることでより実用的なものができたと思います。とはいえ、設計工期が迫る中、設計と効果検証の整理が重なっていく時期は厳しさと危機感を持ちました。そんなときは一人で抱え込まず、NEXCO東日本グループ、メーカー、協力会社さんの全てを巻き込み、お互いに様々な意見を出し合って乗り越えました。チームワークが何より我々の強みだと実感できたのもいい思い出です。

CHAPTER.03
可能性を高めてくれる研修制度

自社での研修制度も充実していますが、各設備メーカーの研修などにも参加させてもらえるので、より深く、専門的・実践的な知識を得ることができます。またNEXCO東日本グループ内の交流も多く人脈も広がるため、他分野について業務上の相談ができるなど交流が役に立つ機会も多くあります。 高速道路の仕事は多種多様な分野に拡がります。NEXCO東日本グループ各社とのつながりの中で専門性を深めるだけでなく、土木や機械、電気など横断的な知識を得ることも可能です。自分のめざすことだけにとどまらず、新しい可能性を見つけてくれる職場だと思います。東北で安定して仕事をしたいのなら大いにお勧めできる職場です。

3次元レーザーセンサで路面の
ひび割れを測定するLCMSを駆使

石井 完 ISHII HITOSHI

【所属】道路技術部 舗装技術課 2014年入社
岩手大学 工学部 資源開発工学科卒

×

徳永 光輔 TOKUNAGA KOUSUKE

【所属】道路技術部 舗装技術課 1996年入社
東北学院大学 工学部 土木工学科卒

ふだんの一日の流れ

石井 完のふだんの一日の流れ

徳永 光輔のふだんの一日の流れ

CHAPTER.01
担当されている「LCMS」とは、
どんなものですか?

石井)「LCMS」は路面ひび割れ深さ測定システムのことであり、3次元レーザーセンサにより、高速道路の路面のひび割れを走行しながら測定することができる最新の特殊車両です。走行しながら測定することで、短時間に広範囲の測定を可能にする画期的な技術と言えます。その操作・解析について精度向上に日々取り組んでいます。

徳永)元々はカナダで開発された技術ですが、それを関係企業と共に日本の高速道路に対応できるようバージョンアップし、さらに精度を高めていくことが我々の仕事です。もとが海外の技術ですから測定ソフトウェアも英語であり、段階を踏んで日本仕様にするなどの手間もかかります。

石井)走行しながら行う測定業務自体はすぐ終わるのですが、その後のデータ解析には時間がかかります。最近はずいぶん慣れましたが英語で入力する作業も多く、効率アップのためチームで取り組んでいます。
※Laser Crack Measurement Systemの略

CHAPTER.02
特に難しいところはどんなところですか?

石井)測定データの精度を左右するため、実は走行時の運転も大事です。できるだけ「まっすぐ」走る技術が求められます。特に東北の高速道路はカーブが多いですが、そこでもできるだけ道なりに走行し、わずかでも蛇行しないよう注意しなければなりません。もし測定走行中に運転がぶれてしまったら、その測定コースを始めから走り直しということになります。

徳永)特殊な技術ですので、NEXCO東日本グループの中でもまだ知名度はそれほどではないかもしれません。実際の測定車に乗って、解析データをご覧いただけるようなデモンストレーションの機会など、社内外PRの場もどんどん設けていきたいですね。

CHAPTER.03
会社にとって新しい技術開発とは

徳永)LCMSは関係者が苦労を重ねてきただけに、精度はかなり高まりましたが、これからもさらに進化していくことでしょう。エンジ東北に限らずNEXCO東日本グループとして、新しい技術の開発は未来への投資、必要なものと考えています。特に若い世代の活躍が求められている分野です。新しい人材に期待したいですね。

石井)エンジ東北は「高速道路の専門医」と言われます。最新の技術で高速道路をあらゆる角度から診断し、社会の大切なインフラを健全に運用していくために総力を注いでいます。このLCMSも近い将来、自動運転車と組み合わせることになるでしょう。若い人材と新しい技術で可能性は無限に拡がると考えています。

最新の技術動向をふまえ
電気・通信設備の設計を手がける日々

後藤 旭人 GOTO AKITO

【所属】施設技術部 施設技術課 2013年入社
秋田大学 工学資源学部 電気電子工学科卒

ふだんの一日の流れ

CHAPTER.01
設計という仕事に
取り組むことで知識を蓄える

エンジ東北が行う施設設備の更新工事の中で、電気・通信設備の設計をメインで担当しています。NEXCO東日本の管理事務所と打合せをしながら、設計条件に基づいた設計成果品(設計報告書、数量計算書、設計図など)を作成します。施設技術課という立場ですので技術的なことや、過去の設計について問い合わせを受けることが多々あります。その際に即座に返答できることが増えてくると、昔に比べていくらか自分も成長したかなと感じます。もちろんまだまだ勉強していかなければならないと自覚しています が、上司や先輩方から教えてもらうだけでなく、まず自分で調べることを日々心がけています。設計を進めるにあたり、NEXCO東日本で定められている技術基準(設計要領、機材仕様書等)を覚えたり、最新の技術動向に関心を持たなければいけません。懸命に仕事をしていく中で知識がいつの間にか蓄えられていくことにやりがいを感じる毎日です。

CHAPTER.02
現場の経験がすぐれた設計に反映される

入社後、最初に配属された盛岡事業所では点検業務を担当しました。実は入社前は自分が現場の業務に携わるイメージがあまりなく、新鮮に感じる程でした。ただ、そのときの経験が主に設計に携わる立場になった今、大いに役立っているという実感があります。手掛けた設計案に対して、各事業所の事情などから要望が寄せられたときにも、現場の経験があるからこそ、なるほどと理由がリアルに感じられます。そして、要望を反映させることで、より良い設計に繋がると実感しております。高速道路に関わる仕事は様々な部門がありますが、全てが役割を持ち連携しています。自分の特性に応じて配属されたとき、それは必ず成長の糧になるはず。どんな経験でも無駄になる経験はない、と今は言えますね。

CHAPTER.03
勉強会の開催など会社が
資格取得をバックアップ

就活生の皆さんには、できるだけ時間を掛け、じっくり業界や会社について調べることをお勧めします。自分のイメージと実際の仕事にギャップがあるのは当然ですが、それをできるだけ小さくすることで社会人になってからのやる気を失わないようにしていただきたいです。できればOBの方に会うなどして、個人のリアルな経験を聞くのもいいかも知れません。また時間があれば、将来、役立ちそうな資格取得に挑戦してみるのもお勧めです。その業界や企業に対するモチベーションが上がります。もちろん当社に入社後でも、勉強会など資格取得へのバックアップは手厚いので、ぜひ活用していただきたいですね。私も入社後まもなく会社で行われた資格取得研修に参加し、「第2種電気工事士」の試験に無事1回で合格することができました。

※研修の詳細は、「人財マネジメント」に記載しています。