今日も専門医として
生きた高速道路と向き合う。

今日も専門医として
生きた高速道路と向き合う。

INTERVIEW#04
土木職 田村 裕雅 TAMURA YUGA

仙台事業所 施工管理課
2021年入社 岩手大学理工学部
システム創成工学科社会基盤・環境コース卒

これからは「高速道路」が自分の専門分野

交通インフラを長く使い続けるための土木エンジニアリングがあることを知ったのは当社のインターンシップでした。高速道路の構造を知り尽くしたうえで現況を見極め、さらに先々まで見渡しながら必要な処置を施していくまさに「高速道路の専門医」であり、私も「生きた高速道路に携わりたい」と思い入社を決意しました。入社後のある点検では、路面に小さな穴を発見した先輩が二輪車の走行に支障をきたすと判断し、ただちに応急的な補修が施されました。先輩方の広い視野とそれを支える知識・技術、そして柔軟な対応力を、私はいつかすべて自分のものにしたいと思っています。

まずは好奇心を原動力に上を目指す

高速道路の専門医にとって「知識」は最強の武器であって、大学での学びは即応力となり得ます。私が学んできたのはコンクリートでしたが、高速道路はそれだけで出来ているわけではありません。他の素材…鉄やアスファルトとなるとわからないことだらけです。そのため初めはどの構造物の点検も苦手意識ばかりが先立っていたのですが、そんな私に先輩は、最初から全部できる人はいないと言ってくれました。気持ちに少しゆとりができた私は、まず「わからないを知る」ことから始めようと思いました。それからは疑問や関心を大切にしながら好奇心をもって知識の習得に励んでいます。

理解が深まると次のステップが見えてくる

向上心と好奇心をもって点検の現場に立つと、高速道路は毎日変化していることに気づきます。どんな些細な変化も着実に進行していく点は特に注視しなければなりません。また、目の前の変状が今後にどう影響するかを判定し、合理的な補修計画を立てることも私たちの重要な仕事のひとつとなります。点検業務に携わる中で、少しずつですが私も変状要因を考えられるようになってきました。そして、点検だけでなく施工する視点からも高速道路を理解したいと考えるようになりました。経験を積んでいつか土木施工管理技士に挑戦したいと考えています。